カコはとにかくモデル犬がたくさんいますので、トリミング実習の時には必ず1人で1頭の犬を扱います。また、1年次は校内のモデル犬で基礎をしっかり身につけ、2年次になると近隣のお客様の愛犬をお預かりして応用を学ぶように組まれています。基礎から応用までしっかりと学べるトリミング実習でプロをめざしましょう。
【カット】
毎回異なる犬を担当し、様々な犬種に合わせたカットスタイルをしていきます。1人で1頭を担当しますので、犬の性格も理解できるトリマーになります。
【爪切り】
犬を上手にコントロールし、犬に負担をかけることなく爪を切ります。肢をさわられたくない犬もいるので、たくさんの犬たちと一緒に実習をします。
【シャンプー】
犬に汚れが残らないようにしっかりとシャンプーします。犬種によって毛質も違うので、どんな犬でも扱えるよう多種多様な犬で実習します。
【ドライング】
シャンプー後はしっかりと被毛を乾かします。ドライングがしっかりできることが、より良いカットスタイルにつながるので、技術を高めます。
【耳掃除】
耳の中も犬種によって異なります。健康維持のためにもしっかりと耳を衛生的に保つ必要があります。いろいろな状態の犬を見る経験も大切です。
【リボン付け】
被毛をラッピングし、その上にリボンをつけていきます。被毛の質や長さによってラッピングの巻き方を変え、どんな犬でもリボンが付けられるように実習します。
【子犬の美容】
校内の仔犬たちは2年生が美容を担当します。小さい爪を切ってあげたり、バリカンでスタイルを整えたり、小さい子犬をかわいくしてあげます。
【子犬を衛生的に】
仔犬も排泄などで汚れてしまう場合がありますので、2年生がきれいにシャンプーしてあげます。衛生的に保つことで仔犬の健康につながります。
プロトリマーになるには地道な基礎訓練も大切です。最初はシザーの持ち方や犬の扱い方など繰り返し学びます。1年次では、就職後に第一線で活躍するプロになるために訓練実習という基礎トレーニングでスキルを高めます。
【シザー訓練】
トリマーのシザーは工作用のハサミとは異なる持ち方をするので、手になじむまでシザー訓練を繰り返し、キレイなカットができるようにします。
【技術サポート】
実習授業中は10人の生徒に対し1人以上の教員が近くで指導します。正しい技術を習得するために、たくさんの教員から技術が学べます。
【トリミング技術の向上】
訓練実習は校内モデル犬と一緒にブラッシング・シャンプー・ドライング・爪切り・耳掃除など各スキルを上げるために集中して取り組みます。
【ウィッグカット】
入学当初はカットスキルを上げるためウィッグカットを行います。動かないウィッグをきれいにカットできなければ動く犬がカットできません。大切な基礎訓練です。
犬と共に学び経験を積んでいくにはたくさんの犬と実習することが必要です。そこで1年次は成犬250頭のモデル犬を飼育管理し、2年次には校内で生まれた子犬たちを飼育します。いつも犬に囲まれて笑顔があふれます。
【成犬の飼育管理】
校内250頭のモデル犬は1年次が担当して飼育し、犬の健康状態のチェックや扱い方を学びます。生徒のためのモデル犬なのでたくさんふれあって技術を得てください。
【ドッグラン】
校内モデル犬専用のドッグランが校舎屋上にあります。モデル犬たちを屋上に出して遊びながら犬の性格や犬種による違いを理解します。
【出産の立ち会い】
モデル犬が校内で子犬を産むので、出産から立ち会います。妊娠しているお母さん犬のお世話や、生まれたての子犬のへその緒を結び、出産から育児を学びます。
【体重測定】
仔犬の体重を測定し、日々の成長を確認します。犬種・子犬ごとに出生時体重や体重の増え方が異なるので、プロの飼育方法を学びながら成長の様子を勉強します。
【離乳食】
仔犬はミルクを飲んだ後、離乳食を食べ成長していきます。特に離乳食を始めた仔犬が食べられるようにサポートします。
【健康チェック】
犬たちが日々健康に生活できるように仔犬や母犬は特に健康チェックを慎重に行います。プロトリマーとして動物を守るための技術を身につける実習です。
プロトリマーといっても動物看護スキルを身につける必要があります。そこでカコではトリマー科でも動物看護の授業が充実していて、動物のプロとなる人材を育成しています。
【保定実習】
動物病院で診察をするときのサポートの「保定」。疾患の場所によって、犬によって保定の方法は異なるので、いろいろな犬で実習します。
【顕微鏡】
標本を見るのではなく、本物の検体で検査し、検査結果が出せるように基礎を学びます。広い知識を持った動物のプロになる実習です。
【ワクチン接種実習】
獣医師がワクチンを接種するときのサポートを学びます。シリンジ(注射器)にワクチンを準備するなど手順を学びます。ワクチンの種類についても理解が深まります。
【健康チェック】
犬の健康状態をチェックできるように一般身体検査を行います。心拍数など犬の正常値を理解し、異常に気付けるトリマーになります。
プロトリマーになるには実践的に学ぶ必要があります。そこで2年次になると、近隣のお客様との接客実習や電話応対、校舎1階ペットショップでの実習など本物の環境で実習します。
【接客実習】
近隣のお客様が愛犬を校内まで連れてきていただけるので、本物のお客様と接客実習を行います。
【電話応対】
本物のお客様との電話応対も学べます。お客様と落ち着いて応対できるスキルを身につけます。
【ペットショップ実習】
校舎1階のペットショップで実習を行います。商品管理や店舗管理などを行い、お店の雰囲気を確認します。店内には自作のポップ貼ってお客様をお出迎えします。
【パピールーム】
ペットショップ内の仔犬の遊び場「パピールーム」で仔犬をお世話します。パピールームは仔犬と一緒に遊ぶ空間なので幸せなひとときです。
プロトリマーになるために必要な知識を習得します。 犬の歴史、特徴、骨格構成からペットショップでの常識や社会人・トリマーとして必要な一般マナーまで学んでいきます。
【犬学・猫学】
動物のプロになるために犬種や猫種を学び、それぞれの特徴を理解します。
【トリミング理論】
トリミングには犬種ごとに理論があるので、スタンダードを学び理想のカットができるように様々なことを学びます。
【グルーミング方法】
1人1頭でグルーミングする前に、イメージトレーニングのための授業をします。基礎からしっかり指導するカコならではの授業です。
【カラーリング】
犬のカラー剤の種類や用法を指導し、定着方法や色の配合を学びます。講義の後は実際にカラーリングを行います。
【猫のグルーミング】
猫のグルーミング方法も学びます。基本的な猫の扱い方や猫の生態を理解し、プロとしての知識を身につけます。
【飼育管理説明】
動物の飼育管理方法を成犬・仔犬にわけ、基礎から学びますので、家で犬を飼ったことがない生徒も安心してプロを目指せます。
【リボン作り】
トリミング終了後につけるリボンは手作りすることができます。世界で1つだけのリボンをお客様の愛犬につけてあげましょう。
【ポップづくり】
ペットショップや動物病院では手製のポップを掲示すろことが多くあります。レイアウトや色遣いなどポップについて学びましょう。
【獣医学】
カコではトリマー科にもかかわらず、開業している獣医師から獣医学が学べます。動物のプロになるために必要不可欠な授業です。
【マナー学】
就職してから良好な人間関係を築き、お客様に信頼されるには、社会常識やマナーを身につける必要があるため、社会学を学び本物のプロトリマーを目指します。
動物のプロとして幅広い知識を身につけ、飼い主様に適切なアドバイスができるような知識を深めます。また、就職後に社会人として生きていくために必要な一般常識を備える特別授業が充実しています。
【ドッグトレーニングセミナー】
しつけのインストラクターからドッグトレーニングについて学びます。様々なしつけの方法があるので就職後に活かせます。
【介助犬セミナー】
実際に介助犬が来校しデモンストレーションを行います。介助犬の現状や今後について理解を深めます。チャリティーも実施。
【ペット保険セミナー】
ペット保険会社の方から直接商品説明を受けることができます。ペット保険を取り扱う事業所が増えているので基礎知識が大切です。
【商品学セミナー】
動物のプロとして飼い主様にアドバイスできるよう、商品流通のプロに日々入れ替わる商品知識を学びます。
【社会保険セミナー】
社会人になる前に社会保険について学び、厚生年金・雇用保険など一般常識を学びます。社会保険労務士による特別授業です。
プロトリマーの知識や技術を身につけたあと、希望するペットショップ・動物病院に就職するためにバックアップしています。特に1年次からの就職ガイダンスや豊富な求人票が活動をサポートしています。また、動物業界からの評価も高いので、様々なペットショップ・動物病院がカコの生徒を採用することを目的として、会社説明会に来校されます。
【卒業生懇談会】
就職先で活躍している卒業生から就職活動や現在の勤務状況などを学びます。在学中に何を頑張るべきなのか目標が立てられます。
【企業説明会】
ペットショップや動物病院の方が会社説明会を開催します。就職先にカコの生徒が必要とされていることや求める人物像を理解できます。
【就職ガイダンス】
就職に向けて1年次から就職ガイダンスをします。履歴書の書き方から面接応対のポイントを学び、動物のプロの第一歩をサポートします。
【求人閲覧】
カコにはペットショップや動物病院から生徒の6~8倍の求人が毎年届きます。自分の理想の就職先を探しましょう。
卒業後にプロトリマーになる生徒達ですが、高い専門性や協調性を身につけることも必要。そこで各種イベントを設け、動物のプロとしてだけでなく、優秀な社会人となるような各種イベントがあります。
【紅葉祭】
体育祭を紅葉祭といい、秋に開催します。各チームに分かれ、学年学科を超えて輪を広げます。また、コース(クラス)別に創作ダンスを披露しあうビッグイベントです。
【生徒競技会】
2年次の冬に開催され、生徒が腕を競い合います。就職間近の生徒ですからトリミングの技術が高く見学者も勉強になります。